看護師1年目、夜勤は寝不足と申し送りでつらかったです。

 看護師になって1年目は、ほんとうに何もかもがつらかったです。仕事上の失敗もたくさんやりましたし、患者さんや家族の人にたいしてもものすごい気を張っていたし。とにかく毎日毎日が失敗と緊張の連続でした。今思い出してみても、最初に1年は何をしていたのかよく覚えていません。覚えているのは失敗したことと、先輩看護師にしかられてばかりいたことです。

 とくに夜勤が怖かったですね。私がいた病棟はわりあい状態が落ち着いている患者さんが多かったんです。だから夜といっても急変があってバタバタしたってことはありませんでした。

 それなら夜勤の何が嫌だったのか。

 眠れないことと、朝の申し送りですね。

 夜勤中はいちおう仮眠時間というものがあります。休憩ですね。しかしその時間に仮眠をとっている看護師ってほとんどいないんじゃないですか。だいたい時間だってぜんぶあわせて60分くらいなものだし、眠れるものではありません。やはり職場だと緊張するんでしょうね。病棟の小さな物音にも敏感に反応します。

 先輩は「休めるときに休んでおきなさいよ」っていってくれますが、先輩がステーションの中で動いている気配がするのに、自分だけ眠れませんよねえ。

 そして朝の申し送り。なるべく簡潔にしようと思うんですが、もたもたしていて、肝心のことを言い忘れる。申し送り中は、先輩からしょっちゅう突っ込まれていました。最後には「あんたの申し送りは時間がかかるのに必要な情報がはいってない」とまで言われて。

 そんなつらい夜勤も次第になれると平気になります。15分の仮眠でパッと目が覚めるようになるまで私は3年かかりましたね。